2008年5月5日月曜日

後期高齢者医療制度

最近の日本政府は非常にだらしのない状態が続いているが、各種制度の見直しの前に、とどまるところを知らない税金の無駄遣いや一向に収束しない年金問題に決着を付けるまでは、新しい制度の導入は控えるべきだ。政府に対する根本的な不信感が蔓延している中で、このネーミングからしてお粗末な医療制度改革をぶち上げても、国民感情的には、高齢者に関わらず、素直に受け入れる心情にはなり得ない。制度の内容もさることながら、今回のこの「後期高齢者医療制度」については、タイミングもネーミングも通知のしかたも(当事者の住所と名前が黒枠で囲われた封筒で送付されると聞いた)、あまりにも無神経過ぎて、内容の議論以前の問題だ。一度撤回して、対象者に不手際を謝罪した上で、再検討して欲しい。日本の高齢者にも黙って受け入れたり我慢したりせずに、もっと怒り立ち上がって欲しいと思う。日本は一体いつから弱い者いじめばかりする国になったのだろうか?老人を敬い、大切にしない国は、早晩、滅びて行くのではないだろうか?

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