2010年1月30日土曜日

健康であるということ

健康には人一倍自信もあり、これまで、病気らしい病気はしたことがないし、普段、風邪をひくこともほとんどないのだが、今回、1月18日から入院生活を余儀なくされている。突然、重篤な腸閉塞となり、緊急の手術を受けたのだ。その日の朝から、これまで経験したことがないようなタイプの腹痛があり、いずれおさまるだろうと高をくくっている間に、痛みはさらにひどくなり、吐き気が出て来た。その為、近くのクリニックに行ったら、腸が動いていない、腸閉塞の可能性が高い、ということで、すぐに総合病院に照会された。直ちにレントゲンやCTで腹部を診察した結果、至急、開腹手術を受けた方がいいと診断された。結局、内ヘルニアという症状で小腸の一部がちょうど首を絞められるように圧迫されて風船のように腫れあがって鬱血し、深刻な腸閉塞を起こしていた。小腸を解放する為の処置が施されたが、幸いに医者の判断が的確、かつ対応が迅速だったために、小腸が致命的なダメージを被る前に救済することが出来、小腸の切除は免れた。まさに、間一髪の状態だったそうだ。

あらためて、身を以って認識したが、人間は一本の長い管。そのどこかが詰まってしまうと、生命は直ちに危機にさらされるのだ。

術後の回復は非常に順調で、来週中には退院の予定。予期せぬ事態ではあったが、あらためて健康であることのありがたみをつくづく再認識させられた。